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受け口(下顎前突、反対咬合)の治療例

Case1

アングルI級叢生症例
年齢・性別
12歳 男性
治療期間
4年7ヶ月
(マルチブラケット治療期間は2年8ヶ月)
使用装置
チンキャップ、上顎前方牽引装置、
リップバンパー、マルチブラケット
主訴
受け口を治してやりたい(祖父)
口腔内所見
上下前歯が反対咬合を呈しており、上顎下顎歯列正中が左に約2mmずれていました。上下大臼歯関係はアングルIII級(奥歯の噛み合わせの下の歯がずれている)で、奥歯から約5mm受け口の咬合関係になっています。
診断
アングルI級叢生症例

治療計画

マルチブラケットを用いて上下第一小臼歯抜歯にてスペースを利用し叢生(ガタガタの歯並び)を改善し、臼歯関係を維持しながら良好な歯列、噛み合わせを獲得します。

上顎・正面・下顎
上顎・正面・下顎
側面
側面
治療前・治療後横顔
治療前・治療後横顔
治療結果

上下の顎骨とも小さく叢生を解消できるだけの歯列拡大は期待できないことから、上下第一小臼歯を抜歯、抜歯スペースを利用して八重歯になっていた右上犬歯と内側に転位していた右上側切歯を配列、下顎前歯の叢生を改善しました。歯列・噛み合わせともに良好で上下正中線も一致させることができました。

Case2

舌小帯強直、舌の位置不正を伴う骨格性下顎前突症
年齢・性別
10歳 男性
治療期間
4年8ヶ月
使用装置
チンキャップ、マルチブラケット
主訴
受け口を治したい
口腔内所見
上顎左右中切歯は翼状捻転を呈し、前歯部は反対咬合(上の前歯よりも下の前歯が外側に出ている噛み合わせ)になっていました。上下左右犬歯から小臼歯部が開咬(奥歯は噛んでいても、前歯が噛み合わずに開いている)となっており、大臼歯関係はアングルIII級。
(奥歯の噛み合わせの下の歯がずれている)舌小帯がかなり太くきつく付着しているため、舌の運動制限がありました。嚥下・発音・安静時に舌が上下の歯の間から突出していました。
診断
舌小帯強直、舌の位置不正を伴う骨格性下顎前突症

治療計画

舌小帯を切除し口腔筋機能訓練(MFT)の徹底、チンキャップによる下顎の成長コントロール、マルチブラケット装置による歯列咬合の改善を目指します。

上顎・正面・下顎
上顎・正面・下顎
側面
側面
治療前・治療後横顔
治療前・治療後横顔
治療結果

本症例のように舌小帯強直や付着異常により舌の位置、機能が悪くなり不正咬合が惹起されているケースは多く見られます。機能(咀嚼・嚥下・発音・呼吸)と形態(歯列・噛み合わせ)が密接に関わっているが、過去の矯正治療では形態改善のみに力が注がれ、機能改善は重要視されてこなかった経緯がありました。機能を無視した治療は、治療後の後戻りの原因となることが多いのです。このことから当院では機能改善と形態回復の両面から治療するように心がけています。本症例では口腔機能訓練と顎骨の成長コントロールを行い、機能と形態を改善させることができました。治療終了年齢が15歳であるため、チンキャップはしばらく継続してもらい注意深く経過観察しています。